※漫画を描こうと思ったのですが、時間と余裕がなかったため、
　　小話みたいになりました。
　　クオリティ？なにそれ美味しいの？ってなテンションでいきますぜ。







個人的に、夏はクーラーの効いた部屋でゆっくり過ごすというのが
醍醐味だと思う。
しかし、俺の腕にしがみついている２人は、
そんなものじゃ夏を感じない、と、不満いっぱい、という感じだった。
……結局、ここぞという時の団結力に根負けするのは、
もう彼女たちにおねだりされた時点で分かってはいたのだけれど。




（やっぱり、結局こうなるんだよな……）
ランダムに置いてあるパラソルの、小さな日陰でため息一つ。
結局、俺は荷物の見張りのために、プールサイドにいることを余儀なくされた。
……まあ、活発に泳ぐ、というのも柄ではないので、
最終的に選択肢は同じになるのではあるが。

しかし、この炎天下の中、水の中にも入らずに、
立ったままというのは案外キツイ……。
サラリーマンの父親の休日ってこんな感じなのかな……と
とりとめのないことを考えていたとき、


『まもちゃーん』




水の音や、人のさざめきの音が大きくて、小さかったけれど、
確かに呼ばれた自分の名前に、顔を上げると、
そこには２人がいて、
俺が気づくのを見て取ると、嬉しそうに手を振った。


ふわり。

何か、温かなものが、胸にこみあげてくるのが分かる。
愛しさ、安心感、そして、この、例えようのない嬉しさ。

場所や、距離は離れているのに、
こんなにも、心は近くにあると、感じる。

俺が思わず微笑んで手を振り返すと、
２人ともまた嬉しそうに顔を見合わせた。

ああ

ああ、なんだろう


この気持ちを、なんて呼べばいいのだろう。


見えない温かさ。つながり、絆、やさしさ、あたたかさ。
これが、『好き』だと、『愛する』と、いうことなのだろうか。

夏の日差しとはまた違った熱さが、自分の中にこみあげてくるのを、
心地よく、感じた。

友達とプールに行った時に思いついたネタです（笑）
こんなこと考えながら泳いでた私は、凄くイタイ子ですね！（爆）
まあ、セーラームーンのメドレー歌ってもひかないでいてくれる友達なのでいいんですが（笑）

プールに限らず、大勢の場所に知り合いを見つけると
思わず目がいってしまいませんか？
なんかそういうのって素敵だなと思って書いてみますた。

こういう小さな幸せを、まもちゃんは一個ずつ噛み締めていったんじゃないかなー
などと思っています。
小さな幸せがまもちゃんの心に積もっていっていったんだよ！（力説）

そいや、ふと思ったんですが、本編でまもちゃん水着きたことないですよね。
面倒くさかったのかな？（スタッフ様が）
でも、なんとなくまもちゃんは泳げることは泳げるけど、
自分から泳ぐ機会を持とうとしない気がします。
事故の傷跡のこととかで。